
全国保険医団体連合会(保団連)は23日、高額療養費制度を利用するがん患者らとともに、同制度の自己負担限度額引き上げの撤回を求める要請書と、オンライン署名17万2,918筆を厚生労働省に提出した。同日行われた保団連の会見に同席したステージ4の肺腺がんを患う女性は、限度額引き上げによる家計負担が急増することへの強い不安を語った。大学と高校への進学予定の子どもを抱える立場から、「教育費と治療費を天秤にかけなければならない事態も起こり得る」と述べ、限度額引き上げの撤回を切実に訴えた。【渕本稔】
高額療養費制度を巡っては、16日に社会保障審議会の専門委員会が、見直しに向けた
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